「Final Cut Studioに実際に触れることができて、学べる場所があるのはいいですね。」

『Final Cut Studio ワークショップ』体験レポート
Studio DU 赤坂編

最新のテープレス編集環境とFinal Cut Studioが体験できるワークショップ。

今年8月から始まった「Final Cut Studioワークショップ」から、今回はStudio DU赤坂でのワークショップをご紹介します。「Final Cut Studioワークショップ」はFinal Cut Studioを核としたテープレスによるノンリニア編集を、誰でも体験できるワークショップです。 今回、日頃からFinal Cut Studioを制作に活用している、映像制作会社勤務のプロデューサー、高尾順子さん、渡辺仁子さんに「Final Cut Studioワークショップ」を体験していただきました。日頃現場を統括しながら活躍しているお二人に、今回のワークショップに参加した理由をお伺いしました。

「今回のワークショップに参加したいと思ったひとつのきっかけは、Final Cut Studioというソフトをどうやって教えていらっしゃるのか見てみたかったというのがあります。それというのもプロデューサーとして直接ADに教えるという機会は頻繁にはないのですが、ディレクターがADに教えたり、先輩ADが後輩ADに教える際にどうしなければいけないのか、ということを把握しておきたかったからです。Final Cut Studioはコストが安く、非常に入り口の敷居が低いソフトウェアなので、この業界にすごい勢いで広がりましたが、Final Cut Studioをきちんと学ぶシステムがまだ少ないのが現状です。現場にはマシンもソフトも揃ってきましたが、それらのツールを使いこなしているスタッフはまだそんなに多くないような気がします」(高尾氏)
「テープレスで撮影した素材を、どうやって現場レベルでオンライン編集までもっていくのか、テープレス編集による映像制作のワークフローの最初から最後までを知りたかった、ということがあります。そのような理由から今回このワークショップに参加しました」(渡辺氏)

5つのステップを中心にわかりやすく解説。

ワークショップが始まると、講師の林和哉氏によりFinal Cut Studioを使ったノンリニア編集の概要や利点の解説がされ、Final Cut Proの操作が、「素材を取り込む」「タイムラインに並べる」「クリップの順番を変える」「クリップの長さを調整する」「いらない部分を消す」といった5つのステップごとに簡潔に順序立てて解説されていきます。各々の説明も、ブラウザが冷蔵庫、ビューアがまな板といった風に、身近な事柄に置き換えて解説されていきます。

「この5つのキーワードを耳にタコができるぐらい説明していきます。そうするとどんな初心者の方でも、大抵Final Cut Proの操作ができるようになるんですよ」(林氏)

Final Cut Proで編集した映像は、Final Cut Studioに含まれるDVD Studio Proを使ってDVDに書き出します。ここでもFinal Cut Proのワークショップ同様、5つのキーワードを元にして、ステップごとにわかりやすく解説されていきます。最後にDVDを焼き、再生確認をしたら約1時間半のワークショップは終了です。その後ワークショップのまとめとして質疑応答がおこなわれ、Final Cut Studioの操作上の不明点や、使用している機材の性能に関してなど、参加されている方の職種や業種の違いで様々な質問がなされていました。

「質疑応答の時間を長くとっていただいたので、ためになりましたし、実際に現場をわかっている方が教えてくださっているので、理解がしやすく良かったです。詳細などを質問させていただいたりと、非常に役に立ちました。Final Cut Proだと教わったことをその日のうちに確認したりできるのがいいです。プロデューサー的な立場から言うと、これからディレクターとして育っていくADの人たちにお薦めのワークショップです」(高尾氏)
「わかっているつもりでいた、あいまいな基本的な操作をきちんと確認できたのが良かったです。赤坂という立地もいいですね。この界隈は映像業界の人が多いので、身近なところに無料でいつでも聞ける場所があるというのは非常に心強いです」(渡辺氏)

初心者から経験者までを網羅。

「このワークショップを受講される方は、映像制作会社で働いていてもっと細かいことを知りたいというFinal Cut Proユーザーの方から、学生さんやハイアマチュアのご高齢の方まで、様々な経験レベルの人が参加されています。Final Cut Studioに興味を持ってくれている方であれば、どのようなレベルの方でも参加していただき、まずはFinal Cut Proに触れて欲しいと思っています。
もちろん、テープベースの編集からテープレスのノンリニア編集など、技術的に次のステップへ行きたいというプロの方も歓迎です。
今後はベーシック編とアドバンス編というような、参加される人のレベルに合わせたワークショップもできるといいなと思っています」(林氏)

今回ご紹介したStudio DU 赤坂ではFinal Cut Studioを主軸とした、パナソニックP2システムなどテープレス環境によるコンパクトでありながら汎用性の高い編集システムのワークショップを体験できます。林氏に語っていただいたように、この「Final Cut Studioワークショップ」はこれまで他の編集システムで編集を行っていたプロの方のみならず、これからテープレスの編集システムを導入したいプロデューサーの方からこれから映像の現場で働きたいと思っている学生の方まで、Final Cut Studioによる編集ワークフローを体験してみたいという方にはとても有益な無料ワークショップです。Final Cut Studioに興味のある方は、プロ・アマ問わず一度参加されてはいかがでしょうか。